福祉支援サービス コミル
コミルは障害をお持ちの方の生活をモノの工夫によって豊かにすることをお手伝いします。
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半年以上かかって、ようやっと納品に至りました。(^_^;) 今仙の EMC-230 の大改造です。
クッションは Jay の J2クッション。 写真ではわかりませんが、フルイドパッドで少し左側を持ち上げています。 背面は同じく Jay の J2バック に体側サポートを付けています。 骨盤ベルトは (株)アシスト の アクティブ・ストレッチ・ベルト です。
アームレストが大きいのは完全手作りです。
この車いすのユーザ様は、今まで乗っていた スズキ MC-13 では大腿と下腿を車いすのフットレスト部にひもでくくりつけておられました。 少し大腿を外転位に固定すると過緊張が出にくくなるのだとか。
そこで、新しい電動車いすでは 岡山リハビリ機器販売(有) の 座位ホルダー で膝を外転位に固定しています。 ただし、この使い方は座位ホルダーの本来の目的とは異なります。 (本来の座位ホルダーの目的は、車いすに座っているときのおしりの前ずれを防止すること。) 膝に緊張が入り伸展すると座位ホルダーはすっぽ抜けますので、レッグベルトで軽く下腿の前振りを制限しています。
骨盤が後傾した状態で安定していることもあるでしょうけど、なによりこのユーザ様、足が長い!!! (うらやましい・・・。) ただでさえ座面高の高い電動車いすに厚みのあるJ2クッションを乗せているにもかかわらず、それでもフットプレートが地面に擦りそう・・・。 そこで、座面高を更に60mm持ち上げました。 メインフレームとシートフレームの間に補高のための“箱”を入れて、座面を持ち上げています。
そして、この電動車いすの最も目立つところが、ジョイスティックレバー。 先の MC-13 の時にも同じ改造を施していたのですが、レバーに特大のボールが!!!
このユーザ様は棒状のレバーを握って操作することは難しいため、レバー上のボールに手を乗せて操作します。 ボールを付けるという仕様はあちこちのメーカでも対応していることですが、(MC-13の時も含めて)この改造の面白いところは、このボールが“スーパーボール”であるということ。 パソコン用のジョイスティック(マウス操作を代替します)でも同様にスーパーボールを付けたことがかつてあります。 スーパーボールは合成ゴムですので、手が滑らず、かつほどよい弾力があります。 こういう操作系には適任かも。 おまけに、ど派手!にできます。(^_^)/"
この“キラキラ & クリア”のボールも、30個入り1袋(!)(だってその単位でしか買えなかったんだもん ;_;)の60mm径スーパーボールの中から、ユーザ様に選んでいただきました。 なんか、電飾入れたくなるぞ?! (^_^;)。
まだ、ボールに飛び出るレバーの長さや、肘のサポート(ジョイスティック側が操作しているうちに、肘が外側に落ちる傾向がある)など検討したいところが残っていますが、取りあえずはお納め完了です。 ユーザ様のお許しがいただければ、座っていただいている状態の写真も掲載させていただくようにします。
なお、同じユーザ様の介助用の車いすも同時にお納めしました。 こちらも後日ご紹介しますね。
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