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作成日:2006/11/15
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車いす改造事例いきます!

電動車いすへの充電器内蔵化

先日、クイッキー(Quickie) P500 を修理、改造し、お納めしました。 (現行機種では、P500はZ-500と改番されています。)

クイッキー P500 改造

まずは、操作制御部のセンターマウントアームを作り替え。 これは、山口テック製です。

操作制御部センターマウントアーム

前後位置はアームの肘掛け下の受け金具の挿し込み位置で調整、上下位置は蝶ネジを緩めて無段階に調整が可能です。

ただ、移乗の際にはアームの抜き挿しが必要となるため、スウィングアウェイや跳ね上げの機構が欲しいところ。 宿題として課題が残りました。

次に、充電器の内蔵化。

充電器内蔵化 右側

バッテリ後部にカイダック製のカバー(黒い板部)を作り、その内側に充電器およびコードリールを内蔵しました。 写真で「電源」LEDや「充電中」LEDが右側面にあるのがわかりますでしょうか。

また、電源コードは左側にコードリールとして収容していますので、左側から引っ張り出してコンセントにつなぐだけで充電が始まります。

充電器内蔵化 左側

カバーの折れ曲げ部の内側にコンセントの頭が見えるのがわかりますでしょうか。

今回は、対象機がP500という少し古い機種であったために充電のジャックが電動車いす側面にあり、そのために電動車いす本体にはまったく穴あけ、切断などを行うことなく充電器を内蔵することができました。

しかし、クイッキーの現行機種ではそのほとんどが充電ジャックが操作制御部の先端、すなわち前にあるため、充電器内蔵化をしようとするとバッテリケースに手を加える必要が生じるかもしれません。 クイッキー Z-500 と S-525 だけはオプションで電動車いす側面にも充電のジャックを増やせますので、充電器内蔵化を(将来的にも)考えている方は、側面の充電ジャック増設を指定した方が良いかもしれませんね。

(実は側面の充電器ジャックはもうひとつ有効な活用ネタがあります。それに関してはまた後日報告します・・・(^_^)v。)

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